産婦人科看護師が教える陣痛や破水の対処法

出産を考えている看護師は必読です

陣痛が始まったら産院に連絡

陣痛が始まったら産院に連絡

お産が始まるサインは陣痛か破水のどちらかですが、人それぞれなのでさまざまなケースを知っておくと安心です。陣痛と破水それぞれの対処法と先輩ママのアンケートを紹介します。


落ち着いて産院に連絡

予定日が近づくと、赤ちゃんに会えるうれしさと、いつお産が始まるんだろうと、お産の始まりへの不安もピークになります。お産は規則的なおなかの張りからくる陣痛か破水から始まります。その前におしるしと呼ばれる出血がある人もいますが、誰にでもあるわけではないのでスタートのサインとはいえません。陣痛から始まった場合、初産婦さんは10分間隔、経産婦さんは15分間隔になると、産院に連絡するのが基本とされています。最初は痛みもそれほど強くないので、産院の指示にしたがって慌てずに行動するようにしましょう。但し、破水した場合には赤ちゃんに細菌感染の危険がありますので、のんびりし過ぎるのは危険です。破水かどうか迷ったときは違ったら恥ずかしいと思わず、早めに産院に行くようにしましょう。先輩ママたちのアンケートでは約70%の人が陣痛から始まったと回答しています。

陣痛から始まるケース

多くの人はこれがスタートのサインになります。陣痛は最初は強い張りのような感じがありますが、それほど痛くはありません。それが、次第に強くなり痛みと痛みの間隔も短くなっていきます。子宮が収縮することで握りつぶされるような痛みのほかにも、赤ちゃんの骨や神経が圧迫したり、産道が引きのばされることも痛みの原因とされています。陣痛が起こるメカニズムについては、はっきりわかっていませんが赤ちゃんが成熟すると子宮が収縮して押し出そうとします。先輩ママのアンケートには、腰全体が締めつけられる感じという回答がありました。

破水から始まるケース

このパターンでは、へその緒の圧迫や赤ちゃんの感染が心配されます。通常は陣痛を乗り越えて、いきむ段階で破水しますが、突然尿をもらしたように羊水が出るのが前期破水と言われる破水から始まるお産です。破水すると羊水の量が減ってへその緒が圧迫されやすくなり、子宮の中にバイ菌が入りやすくなります。破水してもなかなかお産が進まない場合には、陣痛促進剤を使うこともあります。破水とは、赤ちゃんを包んでいた卵膜が破れて羊水が出てくることです。出る量は破れた位置によって違い、出産までに必ず起こることですが、破水してからは注意が必要です。先輩ママたちのアンケートでは、生理とは違って尿のように出る感じと回答しています。

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