産婦人科看護師が語る妊娠の兆候

出産を考えている看護師は必読です

知っておきたい兆候

知っておきたい兆候

妊娠して赤ちゃんを授かると体にどんな変化が起こるのか、妊娠兆候について学びましょう。


妊娠ホルモン

妊娠して赤ちゃんがお腹の中で成長し始めると、当然のことながらママとなる女性の体にも変化が起こり始めます。これは、妊娠ホルモンと呼ばれるホルモンが分泌され始めるからです。体の中は着実に少しずつ、ママになるための体へと変化していきます。妊娠兆候は人によってそれぞれ違いますので、妊娠兆候を知り、自分自身に当てはまるかどうか確かめましょう。いくつもの妊娠兆候が重なって表れている場合には妊娠している可能性が高いです。

妊娠兆候の種類

・生理が来ない
生理予定日から1~2週間過ぎても生理が来ない場合には、赤ちゃんが出来ている可能性が高いので婦人科に行って検査することが大切です。但し、生理は精神的ストレスなど心身に負担がかかったりした場合にも遅れることがあるので注意が必要です。
・基礎体温で高温相が続く
妊娠すると妊娠を持続させるために体内にプロゲステロンが増えます。仮に20日以上続くようであれば妊娠したという判断でいいと思います。逆に、生理が来ないから妊娠と思っても、基礎体温が高温相を示していなければ妊娠の可能性はありません。
・生理の量が少なく出血がある
いつもより生理の量が少ないと感じたら妊娠していた。というのもよくある話です。これは正常な妊娠の経過中によくあることで、 多くは着床時出血と言って受精卵が子宮内膜に着床するときに内膜が少しはがれて、それが出血という形で現れるケースです。生理の時ほど出血はないが、軽い出血がある。生理の始まりのときの出血に似ているので、通常の生理と勘違いして気づいたらもう妊娠3ヵ月という女性もいます。
・お腹が張ったり便秘になる
生理痛に似た痛みが、一定の間続いたり便秘になったりします。妊娠すると腸の運動が抑えられてしまうため便秘になることがあります。また、おならが多いのも妊娠兆候のひとつです。
・胸が張る
生理前に胸が張る人もいますが、妊娠兆候の場合は生理予定日を過ぎた辺りから胸が張り始めます。胸を触るとかたく感じ、触らなくても張っている感覚があります。乳首が黒っぽくなったり敏感になったりすることもあります。
・風邪のような症状
普段の体温よりも1度程度熱が高く、体全体がダルく感じます。眠気があることもあり、風邪と間違えることもあります。もしも、妊娠している可能性が考えられるのならば風邪薬は飲まないように注意が必要です。
・吐き気がする
初期の妊娠ではつわりがおきることは少ないのですが、吐き気というつわりの症状があらわれる人もいます。また、食の好みが変わってしまう人もいます。

妊娠初期の流産

妊娠初期と言われる6~11週目は流産することが多い時期でもあります。生理が1ヵ月遅れて次の月に強い痛みをともなう出血があった場合、遅れていた生理が来てよかったと思っても、実は流産をしていたというケースもあります。妊娠初期の時期は赤ちゃんにとって、最も不安定な時期なので日頃から基礎体温をつけて妊娠の兆候をいち早く感じることが大切です。

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